デス種・ジェネ・アクエリに愛を注ぐ。コメント・TBはお気軽に(´∀`*)


by irony_destiny

32話『ステラ』再考

観ました。2回目、一人で。

何てか、1回目に観た時は本当に、負債への怒りしか覚えなかったというか、
シンステに何も感じず、涙も出なかったのですが、改めて観なおしてみると
・・・泣きました。涙がとまりませんでした。本当にやるせない。
大好きなあの子たちが、どうしてあんな目に?
どうして?

もう、思い出すのもつらいです。



ステラ
見逃していたところも沢山ありました。体中に破片が刺さっていたり、
泣きながら、叫びながら、苦しみながら戦って、殺して、壊して、恐れて。
きっとあの子、小さい時からそればっかりだったんだ。
あの子にとってそれが生きることだったんだなあ。
それでも、死にたくない、死にたくない繰り返して、そんなステラを見ているのは辛かった。
皮肉だけれど、あれほど恐れていた死はステラにとって救いになったと思います。
もう、苦しまなくていい。泣かないでいいんだ、と。


シン
シンはもう、じゅうぶんに苦しんだと・・・思います。
苦しんで、失って、憎んで、殺して、憎まれて。
本当にかわいそう。
できることならわたしが、争いの無い、あったかい世界へシンをかえしてあげたいです;
ステラは死によって救われたかもしれないけれど、
そんなこと関係なくあの子は自分と世界を憎むんでしょう。
シンは14歳からずっと、大切な人間の死に縛られているのだと思います。
マユと家族の死はシンにの心に影を落としてずっと縛ってきた。
新しい護るべきもの、ステラに出会って解けかかった束縛も、ステラの死によって
逆に更にきつくなっていく。シンは、常に護るべきものを欲しているんだとおもいます。
護りたい気持ちが強いほど、返ってくる死の意味も重いものとなる。
それを軽くするために代わりを探すけれど、それが見つからないと、
護りたい、護りたかった気持ちが憎しみに換わっていく。
それで、沢山殺して。背負うべき命の数も多く、重くて、あの子はまだ気付いていないけど。
ずいぶん重いものを背負わされてしまった。
シンは人間が背負う思い業を、一人、背負っているような気がしてならないです。


シンステ
思いたくないけれど、最初、シンにとってステラはマユの替わりだったとおもいます。
唯一無二の存在ではなく、護るべきマユの替わり。でも、ステラを接するうちにそれが
ただ一人のステラに向かうようになったなら、嬉しいです。
最後の方、シンはステラに恋してたんじゃないかと思うんです。妹的な気持ちと別に。
だけど、ステラにとってシンは恋人じゃない大切な人。護ってくれる、優しい人であって
決して恋愛をしてる訳じゃなくて。どうもステラを見ていると、あの頭の弱そうな感じからして
何かシンに対して恋愛感情を抱くのは不自然かな、と・・・そういう感情には疎そう。
だから『シン・・・すき・・・』も、恋愛の相手としてではなく、優しいシンが、
シンの人間として全部が『すき』ということなんじゃないかなあ。
恋愛感情と特定されるより、そういう、人間として肯定される方が、シンにとっては
意味があるような気がする。シン本人がどうやってとらえるかは別ですが。
そういう『一方通行』なシンステもえ、もとい大好きです。
もちろん、大好きな気持ちはお互い通じているので『片想い』ではなくて。
うー・・・イイ。でも、切ない・・・


ネオとファントムペイン
感情論かもしれませんが、わたしはネオはあのとき死んだ方がよかったと、
死んでいて欲しかったと思います。ひどい、不謹慎な考えかもしれませんが、
今回何よりも、ネオが本当に許せない。
結果論として、これからはAAとともにゆくことになるんですよね?
ネオが助かったのも、偶然助けた船にマリューがのっていたのも
あそこでフリーダムにおとされたのも、全部ネオ自身のせいではない。
まして、(ネオがムウだとして)記憶を失って戦争に加担したのもネオのせいではない。

ファントムペインの子たちのことも大切に想っていた。
ネオは、あの子たちをかわいそうに思いながらも仕方なく命令を下して
でも、あの子たちは、『地球軍の』ネオを信じて戦っていた。
ネオが本心でどう想っていようが、『地球軍の』ネオの命令で、
地球軍のために戦って戦ってそして散っていった。

なのに、ネオだけは助かってこれから正義の味方としてザフト・連合両軍と戦う?
今まで自分が属していた連合とも戦う。無益な争いをやめさせるために。
『本当は地球軍のやり方は気に食わなかった。戦いたくなかった。』とでも?
それなら、ネオの命令で連合のため戦ったあの子たちの存在は一体何だったの。
あの子たちはネオにとって何だったんだろう?
たとえば、ファントムペインの指揮官がネオでなくたって、あの子たちは地球軍として
戦って死ぬことになったかもしれない。そもそも地球軍にいなければ
生きられない体で戦わなければ存在意義すらない。
でも、ネオは違うんじゃないかな・・・地球軍を離れても多分生きていけるし、
極論、イヤなら脱走することだってできる。自らAAのような組織に加わることだって。
でも、今までのネオの発言を見ていると、地球軍に疑問は持ちつつも、
イヤイヤ戦ってるという感じでは無かったからなあ。戦争も否定しなかった。
AAと、マリューと出会って考え方が変わるのかな?
戦争に疑問を持って、平和のため戦い始めるなんて。
たとえばネオが今回の話で地球軍人として散っていたなら、
死んでいったあの子たちだって少しは報われる気がする。
あの子たちが命をかけた戦争を、ネオは簡単に『無益なものだ』と言い切れるのか?
あの子たちの死は無駄だったと、無駄な死人が出る戦争なんてやめなければ、と
仮にネオがそういう風に変化するのであれば・・・逆に本当に許せない。
それでは遅すぎるし、ネオがあの子たちの死を無駄死にと思うならば
誰があの子たちの存在を肯定する?ステラ以外の子たちは本当に報われない。

ネオは、シンに討たれるべきだと思います。
ファントムペインの子たちが、ステラが戦わなければならなかったのは
ネオのせいではないし、消耗品として死んでゆくことも勿論ネオのせいではない。
でも、指揮官であった以上、責任以前に彼らの命を背負わなきゃならない。
ネオはあの子たちの命を無かったことにしちゃいけない。
同時にステラに対するシンの願いだって、背負わなきゃならないし
約束を破ったことも背負わなきゃならない。
ネオはシンに討たれることで開放されるのではないかとおもいます。
わたしはそれで初めて、ネオを許せる気がします。
ただ、そうなるとまたシンには重いものが・・・。

というか、すんごいネオを責めてますけど書いてあること全部憶測にすぎません;
すみません、憶測でこういうことを書くのってよくないですよね。
これから先のことは本当にわかりませんが、ネオ、どうかファントムペインを忘れないで。


その他(キラ様がお好きな方は回避ー!!)
キラ様は脚本にやらされてる感、動かされてる感たっぷり。ステラが発狂した時だって
どうしてインパルスの後ろになんか出てきたのか?デストロイの正面にまわる意味は?
悟りの境地に達してんだから、ステラが自分を見て怯えていることくらいわかりそう。
そして、ステラの死に何らかの感情を出して欲しかった。涙を流すとか、前種みたく嘆くとか、
大量虐殺の犯人は死んでもかまわないと、そんな感情を抱いている訳ではないでしょう。
『憎しみからは何も生まれない』んだから、まして、普段はムゴいまでに
不殺を貫いているのだから、結果論とはいえ人を殺したことに心を痛めて見せてくれ。
心で泣いてるとかそういうの無理だから。アニメじゃ伝わらないから。
結局は関係ない人間が生きようが死のうが関係ないのか?
意地になってた不殺も、お情けではあっても信念では無いということでしょうか。

スティングは絶望的だと思いました。ザフトの誰かにやられるとか、暴走したデストロイに
巻き込まれるとか(皮肉なオクステもいいんじゃないですか!)なら許せるんですが
相手が、ご大層な理念を語りまくるオーブ軍だというのが納得ゆきません。
だから、お国の理念はどうしたよ!!というかキラ様、自分は絶対に手を下さないのに
友軍がバンバン殺すことに疑問は無いんでしょうか?オーブ軍に不殺教育して欲しいです。
自分の手が汚れなきゃいいのか?デストロイのシールドで、自分の撃ったビームの
機動が変わって結果的に街を壊しまくったって、かまやしませんって感じですしね。
カガリだって好きなのに、好きなのに・・・嫌いになりそうです。
ストライクルージュは内股なんですか?


いや・・・個々のキャラを叩くよりも本当に負債を叩きたいです。
踊らされてる自分が憎い。
キラだってアスランだってシンだって、もっといい描き方があるはずなのに。
毎回思います。

そして毎度ですがアニメに感情移入しすぎですね(´∀`*)
んもうわかってるんですけど。ついつい・・・そしてシンステは本当に、
今までに無いくらいどっちも大好きでもう本当に大好きで大好きでしょうがないです。
というかデス種の子たちみんな大好きで大好きでしょうがない。

はああ・・・。観ててこんなに辛いアニメははじめてです。
[PR]
by irony_destiny | 2005-06-02 16:41 | デス種